統計ダッシュボードの API を調べる(3)

前回の続きです。

今回は Ubuntu 22.04 LTS 上の curl で取得した JSON ファイル内の文字コード(日本語)部分を日本語化します。

結局のところ JSON のパーサー(解析ツール)を探すのがよさそうですが、me-el 開発の為の技術調査としてとりあえず Python で取得するスクリプトを組んでみたところ、動作したのでこれで OK としました。

VSCode(Visual Studio Code)を起動し、左上の [ファイル] > [新しいファイル…] と進み、入力ボックスに j.py と入れて進めましょう。前回は j.json をユーザのプロファイルフォルダ(/home/ユーザ名) 直下に作りましたので、同じ場所に作ります。

この中に以下のように入力し、j.py ファイルを保存します。

inmport json
with open('./j.json', 'r') as f:
    data = json.load(f)
    
print(data)

Ubuntu 22.04 LTS には、デフォルトで Python3 が入りますので、Terminal を起動して、以下のように実行すると結果が全出力されます。

python3 j.py

結果をリダイレクトして、j2.json に保存するようにします。

python3 j.py > j2.json

j2.json を VSCode で開いてみると、日本語で認識できていることが確認できました。

Python の影響でダブルクォートがシングルクォートに変わっており、さらにフォーマットが戻っていますので、調整しましょう。

  • [編集] メニュー > [置換] と進み、「’」を「”」に [すべて置換] します(これをしておかないと次の [ドキュメントのフォーマット] が期待通りに動きません)。
  • JSON 文字列の表示部分を右クリックして(前回実施しましたが)再度 [ドキュメントのフォーマット] を実行します。
  • j2.json を上書き保存します。

次回は、JSON のデータと、統計ダッシュボードサイトの仕様説明を見て、内容を確認していきます。