前回の続きです。
今回は Ubuntu 22.04 LTS 上の curl で取得した JSON ファイル内の文字コード(日本語)部分を日本語化します。
結局のところ JSON のパーサー(解析ツール)を探すのがよさそうですが、me-el 開発の為の技術調査としてとりあえず Python で取得するスクリプトを組んでみたところ、動作したのでこれで OK としました。
VSCode(Visual Studio Code)を起動し、左上の [ファイル] > [新しいファイル…] と進み、入力ボックスに j.py と入れて進めましょう。前回は j.json をユーザのプロファイルフォルダ(/home/ユーザ名) 直下に作りましたので、同じ場所に作ります。
この中に以下のように入力し、j.py ファイルを保存します。
inmport json
with open('./j.json', 'r') as f:
data = json.load(f)
print(data)
Ubuntu 22.04 LTS には、デフォルトで Python3 が入りますので、Terminal を起動して、以下のように実行すると結果が全出力されます。
python3 j.py
結果をリダイレクトして、j2.json に保存するようにします。
python3 j.py > j2.json
j2.json を VSCode で開いてみると、日本語で認識できていることが確認できました。
Python の影響でダブルクォートがシングルクォートに変わっており、さらにフォーマットが戻っていますので、調整しましょう。
- [編集] メニュー > [置換] と進み、「’」を「”」に [すべて置換] します(これをしておかないと次の [ドキュメントのフォーマット] が期待通りに動きません)。
- JSON 文字列の表示部分を右クリックして(前回実施しましたが)再度 [ドキュメントのフォーマット] を実行します。
- j2.json を上書き保存します。
次回は、JSON のデータと、統計ダッシュボードサイトの仕様説明を見て、内容を確認していきます。