少ない操作でパッと都道府県間の比較ができたら、と思い開発した me-el ですが、今回は見た目の印象で語る危険について書きたいと思います。
まず、以下の3例を見ると、どこも人口減少がそれなりに進んでいっているように見えます。
ところが、これを一つのグラフにまとめると、北海道は他県より人口が多いために縦軸のスケールが自動調整された結果、たいしたことないように見えてしまいます(パッと見の印象として)。
元のそれぞれのグラフと比較すると、北海道では10万単位→100万単位(変化量が10分の1)、他県では5万単位→100万単位(変化量が20分の1)に圧縮されてしまっています。
グラフを見せられて説明された時に、データで見てこうなっているんだから間違いない、と安易に信じてしまわないことが大切です。